株式会社ユーウェブ(福岡県北九州市)は、介護施設向け見守りシステム「フィンガルリンクコネクト」の全国展開を始めます。ドイツ・インフィニオンテクノロジーズ社のミリ波センサーを使い、非接触で入居者の状態を高精度に検知する仕組みで、夜勤帯(22:00~翌5:00)の現場検証では巡回・記録などの実働時間を7時間から2時間半へ削減できる可能性が示されました(特定施設での検証データ)。転倒などの「事故後の対応」中心から、起き上がりなどの兆候を捉えて「未然防止」を狙います。通知はインカムへ音声で届け、介護ソフトへセンサーログを自動記録することで転記作業の削減を見込みます。多言語では27カ国語の同時通訳機能を備えるとし、外国人スタッフが増える現場でのコミュニケーション負荷にも対応するとしています。監視項目は起き上がり・離床に加え、心拍・呼吸数、表面温度、室温・湿度、排尿検知などを一括で把握できる設計で、異常検知から6.4秒、起き上がり検知は1.83秒をうたいます。今後は一次代理店として酒井医療、エア・ウォーター西日本、JR九州商事などの協業先と導入を進め、検証データの蓄積により運用モデルの標準化や、夜勤負担の平準化がどこまで広がるかが焦点になります。
